雪の琵琶湖大観
2009年12月22日

湖や山に目が向いてしまいがちですが、注目したいのは饗庭野です。安曇川の古い時代の河原が隆起したもので、現在の川をはさんで南側には泰山寺野が広がります。400万年の湖の自然史を目の当たりにしていることになります。また雪は琵琶湖の自然を維持する上で欠かせないもので、湖と共に暮らしを営むものにとって克雪は大きな課題であり、下流域の人たちもぜひここへ足を運んで体感していただきたいものです。
峠には道の駅があり、レストランからもこの景色を楽しむことができます。2009.12.22
「自然の都にも秋がやってきた」
2009年09月22日

よみうり京都文化センターでロハスウォーキングを4年ほどやっていて、先日から新しいクール「鞍馬・大原への道」が始まった。京都議定書以来古都京都は自然の都と呼ぶにふさわしいと私は考えているが、正確には琵琶湖・京都というべきだろう。疏水脇の岡崎の六勝寺の小道はそれを実感させてくれる。この街は琵琶湖が支えている。色付いてきた水辺の風景が美しいのは、きっと琵琶湖を連想するからだろう。トラストの琵琶湖・淀川水系をコアとするネットワークは飲み水から始まったかにみえるが、実は歴史、文化という悠久の流れがあってこそのような気がする。(檀上)
「烏丸半島の蓮開花」
2009年07月10日

「生きている琵琶湖」
2009年07月01日

春から夏を迎えて中央分水嶺・高島トレイルは予想を超えて多くの人が訪れ、案内に大忙しです。その合い間をぬってその延長線上にある余呉でもその気運が高まり、その応援にも行っています。
余呉には栃ノ木峠があり、その一角に「淀川の源碑」があります。周囲が草に覆われ訪れる人は少ないようですが、中央分水嶺トレイルによってここが名所になる日を想像するのは楽しいことです。
戦後の皆伐、拡大造林などを乗り越えて、高時川水源は素晴らしい勢いで森が甦りつつあります。のどかな里山をものみ込むほどの勢いです。それを地元の人の案内でだれもが足を運びその様子をつぶさに見る為の最小限のひとすじの道がトレイルです。
さらに水源の森だけではなく川伝いにを河口まで下ってみれば、水量ばかりか流れ出る森の枝や葉、砂によって活性化され、あふれんばかりの自然の勢いというものがよくわかります。こうした川が各地にどれだけあるか、みなさん知ってますか。(檀上俊雄)
「内湖めぐりは曽根沼へ」
2009年06月16日

北に鈴鹿山脈最北端の霊仙山が大らかな姿で聳え立っていて、水源の森から湖畔までの好ましいトラスト風景が広がる。気が向けば荒神山山頂まで足をのばすのだが、その一角にはハングライダー場があってここからの北湖の眺めは特に雄大で、何度ここに立っても見飽きることはない。〈麓徹朗〉