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Posted by 滋賀咲くブログ at

雪の琵琶湖大観

この間の寒波で琵琶湖も湖西湖北は湖畔から水源の森まですっかり雪景色。この写真の場所は国道161号追坂峠からのもので、高い山は比良武奈ヶ岳、湖畔の集落は海津、間の台地は饗庭野です。
湖や山に目が向いてしまいがちですが、注目したいのは饗庭野です。安曇川の古い時代の河原が隆起したもので、現在の川をはさんで南側には泰山寺野が広がります。400万年の湖の自然史を目の当たりにしていることになります。また雪は琵琶湖の自然を維持する上で欠かせないもので、湖と共に暮らしを営むものにとって克雪は大きな課題であり、下流域の人たちもぜひここへ足を運んで体感していただきたいものです。
峠には道の駅があり、レストランからもこの景色を楽しむことができます。2009.12.22

  


Posted by びわ湖トラスト事務局 at 22:08Comments(0)ココロト

「自然の都にも秋がやってきた」

今年の夏も多くの人を案内して山へ行った。毎週のようにアルプスなどへ行き、その合間は人気急上昇の高島トレイルのツアーの対応に追われ、他のことはなにもできないありさま。大事には至らなかったものの様々な出来事に見舞われ、疲れて帰って見る琵琶湖の風景はやさしく、ハラハラドキドキを癒してくれる貴重な存在といえるだろう。
 よみうり京都文化センターでロハスウォーキングを4年ほどやっていて、先日から新しいクール「鞍馬・大原への道」が始まった。京都議定書以来古都京都は自然の都と呼ぶにふさわしいと私は考えているが、正確には琵琶湖・京都というべきだろう。疏水脇の岡崎の六勝寺の小道はそれを実感させてくれる。この街は琵琶湖が支えている。色付いてきた水辺の風景が美しいのは、きっと琵琶湖を連想するからだろう。トラストの琵琶湖・淀川水系をコアとするネットワークは飲み水から始まったかにみえるが、実は歴史、文化という悠久の流れがあってこそのような気がする。(檀上)

  


Posted by びわ湖トラスト事務局 at 23:04Comments(0)ココロト

「烏丸半島の蓮開花」

梅雨真っ最中。じめじめと蒸し暑く、エコでエアコン自粛となれば寝苦しく体調管理が大変です。とはいえ梅雨は雪融けの頃とともに琵琶湖にはとても大切な時期。満々と水を溜めて多くの命を育み、来る渇水期の夏に備えるのですから。その夏到来を告げるのが蓮の花。今年もすでに開花し、年ごとに広がり内湾からはみ出んばかりの烏丸半島の蓮は壮観です。北側のパーキングからも間近に大輪の花を見ることができ、その豊かな生命力、自然の色彩の鮮やかさに見とれてしまいます。(麓徹朗)

  


Posted by びわ湖トラスト事務局 at 11:17Comments(0)ココロト

「生きている琵琶湖」

 水源の森を訪ね歩き『湖国と文化』に毎号書かせてもらっていて、今度出た夏号で27回目になりますが、少し長い時間のものさしで考えれば湖や川は巨大な生きものではないかと思ってしまいます。
 春から夏を迎えて中央分水嶺・高島トレイルは予想を超えて多くの人が訪れ、案内に大忙しです。その合い間をぬってその延長線上にある余呉でもその気運が高まり、その応援にも行っています。
 余呉には栃ノ木峠があり、その一角に「淀川の源碑」があります。周囲が草に覆われ訪れる人は少ないようですが、中央分水嶺トレイルによってここが名所になる日を想像するのは楽しいことです。
 戦後の皆伐、拡大造林などを乗り越えて、高時川水源は素晴らしい勢いで森が甦りつつあります。のどかな里山をものみ込むほどの勢いです。それを地元の人の案内でだれもが足を運びその様子をつぶさに見る為の最小限のひとすじの道がトレイルです。
 さらに水源の森だけではなく川伝いにを河口まで下ってみれば、水量ばかりか流れ出る森の枝や葉、砂によって活性化され、あふれんばかりの自然の勢いというものがよくわかります。こうした川が各地にどれだけあるか、みなさん知ってますか。(檀上俊雄)

  


Posted by びわ湖トラスト事務局 at 22:23Comments(0)ココロト

「内湖めぐりは曽根沼へ」

彦根へ用事ができると、行き帰りに立ち寄るのが曽根沼。半分は機械的に埋め立てられていて、琵琶湖を支える内湖も単なるモノ扱いされてきたことがわかってしまうが、それをのぞけば荒神山の麓の好立地で落ち着ける場所だ。
北に鈴鹿山脈最北端の霊仙山が大らかな姿で聳え立っていて、水源の森から湖畔までの好ましいトラスト風景が広がる。気が向けば荒神山山頂まで足をのばすのだが、その一角にはハングライダー場があってここからの北湖の眺めは特に雄大で、何度ここに立っても見飽きることはない。〈麓徹朗〉

  


Posted by びわ湖トラスト事務局 at 09:30Comments(0)ココロト